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On Board 氷川丸 -Part 3-
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氷川丸シリーズの最終回です。
これは船内の窓から外を見たところ。
80年前に作られた窓から見える景色は80年後の未来の港、みなとみらい。



 船内はただ当時のままをきれいにして見せているだけでなく、廊下などのスペースには美品なども展示されていました。
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これはフォグホーンと呼ばれる大きな笛です。
当時は現在のようにGPSやセンサーなども実用化されていなかった為、霧の深い夜間の航行にはこの笛を吹いて自分達の位置を付近を航行する船に知らせていたとのことです。

 氷川丸は単なる豪華客船ではなく、貨客船と位置づけられています。
なので当然のことながら貨物も積まれていました。こちらは明治からずっと続いていた輸出用の生糸の貨物。
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横浜の歴史を少し紐解くとこの生糸は必ずいろいろな場面で登場します。
 例えば近年世界遺産に登録された富岡製糸所。ちょうど今NHKの大河ドラマで取上げられていますが、ここで織られた生糸が列車に乗せられ、現在の赤レンガ倉庫の隣りにあった横浜港駅(現在そのホーム跡が残っています)などの横浜臨港線の駅に辿り着き、赤レンガ倉庫や山下埠頭に保管され、そしてこの氷川丸のような貨客船や貨物船に乗せられて遠く海を渡って行ったのです。
 もちろんその際に活躍した船達の船着き場が大桟橋だったことは申すまでもありませんよね。そしてその大桟橋の入口には現在シルクセンターが資料館として公開されています。

 さて写真に戻りましょう。
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ここはキャプテンルーム。さすがに船長は特別な自室の他に執務室などを与えられていました。

 そして操舵室へ通じる踊り場。
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操舵室内には航行中の無事を祈って神棚が飾られています。
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 さらに進むといよいよ心臓部である機関室に辿り着きます。
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こちらは伝声管。
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これで操舵室とやり取りしていたのですね。

 これはエンジンテレグラフ。アメリカ製?イギリス製でしょうか?全て英語での表記です。
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ずらりと並んだタービン。
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今もきれいに磨かれていて美しささえ感じます。

 ざっと見れば30分、あちこち写真を撮ったり解説をじっくり読みながら見ても1時間ほどあればだいたいは回ることが出来ます。
 乗船料はわずか300円ですので、もし少しお時間があればぜひ一度乗船してみてはいかがでしょうか。
 昭和初期の造船業の栄華を、大戦当時の悲惨さを、そしてその後の横浜港の移り変わりも学ぶ事の出来た貴重な体験でした。
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by ChampagneGold | 2015-11-22 17:23 | 横濱☆YOKOHAMA! | Trackback | Comments(0)
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